ちょっとためになる熨斗紙のお話②(結び目)
お中元やお歳暮、お祝い事に使用されるイメージの強い紅白の熨斗紙。当店では「紅白蝶結び」と「紅白結び切り」の2種類をご用意しております。この2つの違いは以下の通りになります。
●紅白蝶結び
結び目を何度でも簡単に結び直せることから、「何度繰り返しても良いお祝い事やお礼」などに使われます。
お食い初めや七五三、入学・卒業、成人といった子どもの成長を祝う行事や、出産や長寿のお祝いなどに使用するのが主流です。また、お中元やお歳暮、お返しである「内祝い」にも使われます。
熨斗紙と言えばこちらの結び方を思い浮かべる方も少なくないと思いますが、絶対に使ってはいけないシーンがあります。それは、お見舞いや快気祝い、結婚祝いなどです。これらは「何度繰り返しても良いお祝い事」ではないためです。
●紅白結び切り
こちらの結び方は「紅白蝶結び」とは異なり、結び目が簡単にはほどけません。そのため、一度きりであってほしいお祝い事に用います。また、これらの内祝いにも最適です。
結婚祝いをはじめ、お見舞い、快気祝いなどが代表的です。何度繰り返しても良いお祝い事やお礼に用いる「紅白蝶結び」が不適切なお祝い事の際は、「紅白結び切り」を選びましょう。