ちょっとためになる熨斗紙のお話①(熨斗と熨斗紙の違い)
お店で商品を購入したときに「お熨斗はいかがいたしましょうか?」と尋ねられますが、正確には『熨斗』ではなく『熨斗紙』が正解。時代の移り変わりと共に、「熨斗=熨斗紙」と呼ぶ機会が多くなりましたが、この2つの間には大きな違いがあります。
●熨斗
一般的に贈り物に添える飾りのことを指します。『熨斗紙』で言えば、右上にある六角形のような形をしたものが『熨斗』、蝶々結びなどがしてある線が「水引」と呼ばれるものになります。
ですので、贈り物を送る際の『熨斗』と言えば、元々は包装の右上に『熨斗』を貼り付け、「水引」で包んだものが正式な形になります。
当店のギフトラッピングでは、『熨斗紙』は勿論、「熨斗シール」と「梅結び水引」をお選びいただけます。
●熨斗紙
『熨斗』と「水引」がすでに印刷されたかけ紙のことで、慶事には『熨斗』が印刷されたものを、弔辞には印刷されていないかけ紙が使われます。また、慶事の場合も魚介類、肉、鰹節、塩干物などを贈るときにも本来は使われません。
しかし、現在ではお中元やお歳暮、内祝いで贈られる場合は使われています。
また、水引の上部には表書きとして贈答品の目的を書き、下部には表書きより少し小さめに差出人の名前を書きます。